【報国寺 休耕庵】凛とした竹林に心が洗われる、竹の庭の茶席

 
竹の庭で有名な報国寺

しっとりと雨が似合うお寺だ。

苔むした緑豊かな境内

雨に濡れた石段

本堂
本堂には南北朝期作の本尊、
釈迦如来坐像(鎌倉市指定文化財)と
川端康成が「山の音」を執筆したといわれる小机が残されている。
(ともに非公開)

茅葺で趣のある報国寺の鐘楼
関東大震災までは本堂も茅葺だったそうだ。

本堂横に竹の庭入口

ここから先へは 
拝観料 300円 
抹茶をいただく場合は 抹茶券 600円 が必要
(2020年8月現在。最近値上げしたようだ)
【拝観時間】:9:00~16:00
抹茶の受付は15:30まで
抹茶券はここでしか取り扱ってないので注意

900円を払い、いざ竹の庭へ!


奥へ進むと、目の前に一面の竹林が現れる。

分け入るとそこは竹取物語の世界

視界を埋め尽くす竹林の幻想的美しさ

竹林はそれほど広くはないので
ゆっくり堪能しながら進もう。
ほどなく前方に建物が見えてくる。

休耕庵
竹林を眺めながら抹茶がいただける茶席


抹茶券を後ろのカウンターで引き換え
竹林に向かいずらりと並ぶベンチへ

クッションとして敷かれているのが
風呂マットなのはご愛敬w

お抹茶(干菓子付き)

竹を象った落雁

茶碗はプラスチックだし、お味も普通だが
美しい竹林を眺めながらいただくお抹茶は
心を洗う一服の清涼剤

この幽玄の美をずっと眺めていたいが
夏場は藪蚊に注意。
蚊に好かれる体質のわたしは
めっちゃ刺されてしまった(;´Д`)

帰りは違うルートを辿ってみる。



竹林の向こうに岩肌を穿った洞窟は
足利一族の墓(やぐら)
足利家時(室町幕府開祖、足利尊氏の祖父)
足利義久(四代鎌倉公方、持氏の嫡男。十歳でこの地で自刃)の墓がある。

本堂横、枯山水の庭も美しい

場所ごとに違う美しさを
見せてくれる報国寺
日常を離れ、凛とした静けに
身を置きたくなったらまた訪れたい。


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