藝大美術館「あるがままのアート −人知れず表現し続ける者たち−」魲万里絵の作品が凄まじかった!

 ピカソと草間彌生とくっきー!を掛け合わせたようなインパクト‼


東京藝術大学大学美術館で開催されていた
特別展「あるがままのアート −人知れず表現し続ける者たち−」


日曜美術館で特集を観たつれがぜひというので行ってきた。
期間は2020年7月23日(木・祝) - 9月6日(日)
残念ながらもう終わっているが
やってたらもう一度行きたいくらい凄かった!


上野公園から藝大へ行く道には
歴史ある美しい建物が沢山!


この辺りの建物も時間が許せば
ゆっくり見たいところだが
コロナで美術館はほとんど日時指定の
予約制になったため美術館へ急ぐ。

そこに展示されていた
何かしら障害のある人たちの作品が
とにかく凄かった。
中でも度肝を抜かれたのが
魲万里絵の作品

「ゆらせぬらせ」 2012年

魲万里絵
1979年長野生まれ。
高校生時代に統合失調症を発症。
その後通信制の高校を卒業し、現在は、
地元の会社と地域活動支援センターに通う傍ら、
絵を描き続けている。

乳房、鋏、性器。
そうしたモチーフと、それらの間を埋め尽くす
反復的なパターンが特徴的

エロくてグロくてキモいのだが
一度見たらもう目を離せなくなる…

画用紙にマーカーでテンテンテン……と
常人には不可能な集中力で
ひたすら点を描いていく映像が流れていて
本人はとてもこんな凄まじい作品を描くようには
見えない素朴な風貌の女性だった。

「幻滅とか限界とか」2010年


こ、これは…。
とにかく凄まじい






彼女の作品は国内のみならず、
海外でも高い評価を受けているようだ。
2010年、パリ市立のアル・サン・ピエール美術館で
日本のアール・ブリュット(生の美術)を紹介する
大展覧会でも話題をさらったとか。




帰りにつれは作品写真集を買ってたけど
機会があればぜひ実物を観て欲しい。
写真とは比べ物にならない衝撃のインパクトだから。

撮影してきた他の作家たちの作品も
ざっとUPしておく。

魲万里絵の作品を観るのに精魂使い果たし
他の作品は作家名も作品名もメモしてないので
申し訳ないのだが…(。-_-。)ゞ







とげとげの突起が印象的な土偶



同じモチーフや同じ作業をひたすら繰り返す…
という作品が多かったように思う。
そこに常人では到達しえない
軌道を逸した芸術性があって
これほど人を引き付けるのかな、と。

藝大美術館の展覧会は基本的に観覧無料。
これだけの作品をタダで見せてくれるなんて
なんと気前がいいのだ。
さすが天下の藝大である。
また行かせていただきます。
<(_ _)>

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